フェラーリ最初の自動車

フェラーリが一番初めに世間に公開した自動車は一般向けのものではなくレースカーとして開発されたものでした。フェラーリが1947年に発表した「フェラーリ125S」は当時としては類を見ないV型12気筒エンジンを備えた画期的なレーシングカーで、同年イタリアのローカルレースがデビュー戦となりました。

レース開始から非常に良いペースで走行し、残り3周時点ではトップで走行していたのですが、燃料ポンプのトラブルにより走行不能となりリタイアという結果になってしまいました。ですがこの結果をフェラーリの創立者であるエンツォ・フェラーリは「幸先の良い失敗」とコメントし、問題点の改善を行った後そのレースから10日ほど過ぎた後に行われたレースで初優勝を遂げ、その後も年内に行われたレース12戦に出場し、そのうち6度の優勝に輝きました。

こうして新たな自動車メーカーとしてその名を知らしめることになったフェラーリですが、デビューしたててのころはレースの参加費用を捻出することすら難しかったためレースに使った旧モデルの車を富豪などに売却して生計を立てていました。これがフェラーリが一番初めに行った車の販売で、フェラーリが一般向けの車を販売するのはそこから10年ほど後になったそうです。